08/06/08 18:17:55 gio7lz3y0
東京・霞が関の中央省庁の公務員が深夜に公費でタクシーを使って帰宅するさい、運転手から缶ビールやお
つまみなどを提供される。このサービスが問題になっている。慣行化し、現金や金券(商品券、図書券など)まで
受け取る役人もいた。
公務員は社会常識とモラルに立ち返ってよく考えてもらいたい。そうすれば、どこまでが許容範囲で、過剰なサ
ービスを受けることがいかに常識に反するかが分かるはずだ。タクシー代が税金であることも忘れてはならない。
国家公務員倫理法に違反するとの指摘があり、職員の処分も検討されている。タクシー業者の方も、金券や現
金の提供が運賃の割り戻しを禁じた道路運送法違反に当たる可能性がある。
各省庁で徹底調査し、国民が納得できるようけじめをつけてもらいたい。
福田康夫首相が「国民から疑念を抱かれるようなことは一切、すべきでない。当たり前のことをどうして守れない
のか」と苦々しく語ったのも当然である。
ビールなど金品のサービスをするタクシーは業界内で「居酒屋タクシー」と呼ばれ、大半が個人タクシーだ。客の
獲得競争は激しく、長距離を使ってくれる上客の役人を確保するため、車内に冷蔵庫を備え付けたり、グループで
客を回したりしている。
一度、上客をつかまえると、次回からその役人の呼び出しを受けられるように携帯電話番号入りの名刺を渡す。
役人もチケット支払いだから高額な運賃を気にせずタクシーを使う。
しかし、公務員が特定の運転手と癒着することになり、行き過ぎると、汚職の温床にもなる。
6日の衆院決算行政監視委員会に町村信孝官房長官が提出した資料によると、財務省や金融庁、農林水産省
など計13省庁500人以上の職員がタクシー運転手から金品を受け取っていた。
職員数、回数ともに財務省が圧倒的に多く、現金を受け取っていたのも財務省の職員だった。それだけ財務省は
忙しく残業の多い役所なのだろうが、仕事を能率良く片づけ、連夜のタクシー帰りを少しでも減らす努力が必要だ。
経費節減にもなるし、職員の健康維持にも役立つ。
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