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【和】明珍火箸風鈴…世界の芸術家たちを魅了してきた“和の響き”、パリコレファンの心もつかめるか?
余韻の長い澄んだ音色で知られる兵庫県姫路市の伝統工芸「明珍火箸(みょうちんひばし)風鈴」が
26日、フランス・パリで開かれる世界最高峰のファッションショー・パリコレクションに登場する。日本を
代表するブランド「イッセイ・ミヤケ」のモデルが持つ小道具として使用される。世界の芸術家たちを
魅了してきた“和の響き”がパリコレファンの心もつかめるか?
明珍家は平安時代から続く甲冑師。明治になって火箸作りを始めたが、鉄製の箸が触れ合ったとき
の澄んだ音色の美しさをヒントに、52代目の当主、明珍宗理さん(65)が考案した。
昨年5月、イッセイ・ミヤケのクリエーティブディレクター、藤原大さんが東京の展示会で火箸風鈴を
知り、昨年11月に制作を依頼した。
藤原さんによると、パリコレでは風鈴をぶら下げた小道具をモデルが手に持って登場、ステージ上で
鳴らすという。
「『記憶と光』というコレクションのテーマと風鈴の『音色』がぴったりだった」と藤原さん。明珍さんも
「これまで無縁だったファッションの世界で使われるのはとても刺激的」と話し、試作を重ねている。
明珍火箸風鈴は、ミュージシャンの冨田勲さんやスティービー・ワンダーさんらの演奏で使われたり、
映画「ラストサムライ」や「武士の一分」で効果音として使われたこともある。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)