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誤報確認せず転載? 「ヤクルトで死者」中国市場動揺
オランダで、乳酸飲料のヤクルトを飲み24人が死亡したなどと報道された件で、中国でも28日ごろから消費者が購入を控える動きが出るなど、
騒ぎになっている。ヤクルト本社(本社・東京都港区) <2267> 広報部は「誤報によるもの。本社製品の安全には自信がある」などとコメントした。
ヤクルト本社によると、オランダのユトレヒト大学が、微生物を人間の健康に役立てることを目的とするプロバイオテクス製品の安全性調査を発表。
発表に商品名やブランド名はなかったが、同国での知名度の高さから、「ヤクルト」の名とともに報道されたとみられる。
報道は、ユトレヒト大学医学センターが「ヤクルト菌」のすい炎に対する影響を調べるため2004年から07年にかけて296人を対象に臨床実験
したところ、投与患者のうち24人が死亡したと紹介。中国メディアも転載したため、消費者に動揺が広がった。
大手ポータルサイトの新浪網のアンケートによると、29日11時現在(日本時間)、回答者数9181人中、「ヤクルトを信じる」とした人は30.11%で、
「信じない」とした人27.02%をやや上回っているが、「購入を控える」は62.57%、「分からない」は24.42%、「購入する」が13.02%で今後、
消費行動に影響する可能性が出てきた。
一方、ヤクルト本社は、同大学に「ラクトバチルス カゼイシロタ株(通称:ヤクルト菌)」を提供した事実はなく、実験結果は同社製品と無関係と言明。
同社によると、プロバイオテクス製品の場合、株(菌)の種類が決定的。また投与方法、投与量も重要になる。同社製品には70年以上の研究の歴史が
あり、絶対の自信があるという。
同社はこれまでと同様、中国市場では一般消費者、学術界向けに、プロバイオテクスの啓発活動と同社製品の優秀さのアピールに力を入れる方針だ。
(編集担当:如月隼人)
新華社通信
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