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青森 県営住宅の家賃滞納が過去最高 累積で1億7569万円、428万未払いも [07/18]
青森県営住宅の家賃の累積滞納額は昨年度で1億7569万円に上り、過去最高額を
更新したことが県建築住宅課のまとめでわかった。
1世帯あたりの滞納額は最高で428万円。滞納したまま退去して所在が分からなくなる
ケースも後を絶たず、県は債権回収を専門とする民間会社に回収業務を委託することを
決めた。
建築住宅課によると、累積滞納額は年々増加の一途をたどり、2001年度には1億円を
突破した。この年には、徴収業務などを担当していた県住宅供給公社による巨額横領事件
が発覚。事件を契機に、家賃の支払いを拒む入居者が増加し、同年度の滞納額は年度ごと
の額としては過去最高の4000万円を超えた。
このため翌02年度以降、滞納している世帯の家賃回収は県が直接担当し、ここ5年間の
各年度の滞納額は2000万円台に抑えてきた。ただ、滞納したまま退去し、所在不明になる
と回収は難航。16日現在、滞納世帯のうち、すでに退去しているのは100世帯で、所在
不明になっている世帯も少なくない。
青森市の県営住宅に入居していた50歳代の男性の場合、5年3か月にわたって計428万
円を滞納。県が青森地裁に明け渡し請求すると07年7月に突然所在が分からなくなった。
このため県は、こうした所在不明者からの徴収強化を決め、早ければ来年度にも、債権
回収専門の会社に業務委託する。回収額の4割程度が成功報酬として会社側に支払われ
るが、同課は、「入る見込みのないところから6割も県の歳入に入れば成果」としている。
民間委託は、兵庫や宮城などの各県ですでに導入され、県はこうした自治体から契約
状況や回収状況などの情報も収集しており、同課は「少しでも家賃を回収できるように
努めたい」と話している。
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