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高校生ら146人セクハラ被害、「先生から」は21・5%/神奈川県教委アンケート
教育現場でのセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)が依然としてなくならない現状が、
県教育委員会が県立の高校生らを対象にしたアンケートで分かった。
セクハラを受けたことがあると答えた生徒は146人。加害者は「生徒」との答えが54・2%と半数以上だったが、
「先生」(21・5%)「部活動の指導者」(9・3%)との回答もあった。
セクハラを受けたと答えた生徒が挙げた被害内容(複数回答)は、「必要もないのに体に触られた」が最も多く71件(22・8%)。
「性的なからかいや冗談等を言われた」が63件(20・2%)で続いた。
「性的な関係を求められた」「携帯電話等で性的な電子メールや画像を送られた」もそれぞれ39件(12・5%)。
そのうち、加害者を「先生」としたのは8件と10件だった。
このほか、「他の生徒が被害を受けた」とする生徒も94人いた。
被害を受けた後の対応では友だち、家族、先生などに相談したケースは39・2%だったが、
一方で「我慢して何もしなかった」も32・9%。生徒が被害を訴えることができない実態も明らかになった。
県教委では「被害生徒を救済する体制を強化していく。教職員の人権意識を高める指導を徹底する」などとしている。
2010年4月24日のカナロコより