09/04/21 21:57:36 CWGPoVVN0
洛星は、もともと京都の共産主義による平等主義の隙間をぬって戦後成長した学校
でした。京都の元名門府立が京都共産府政の元で次々凋落して
ゆくさなかに、それを支持しない父兄の息子を集めて、戦後創立にもかかわらず
急激に進学実績を伸ばしたのです。
元々、カトリックだから、校則は厳しいほうでした。京都市内の府立がほとんど
私服通学だった時代、洛星の生徒だけが、重そうな灰色の鞄を抱え、
いつも学生服の詰襟をきっちりとめ必ずあの星のマークのついた帽子をかぶって
いましたね。しかも詰襟には、軍隊の階級章よろしく、学年を示す数字のバッジ
が金色に光っていました。中学生は一番の育ち盛りなので、新入学のときに買った
制服は中3になるととても窮屈になります。それでも、「3」という学年章の生徒
が、首周りにまったくゆとりのなくなった詰襟の前をきっちりとめ、矢張きつくて
つらいのか、襟の中に指を入れて隙間を作り首の苦しさを少しでも和らげようとしな
がら、歯を食いしばって参考書に取り組んでいる姿が、印象的でした。
本当に、洛星の生徒さんは、真面目、真剣、努力家でしたよね。