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■■企業系大学の「底力」・・・【特集 不況でも就職に強い大学】 週間アエラ2000年10月4日号■■
15歳の一人息子が腸チフスで死んだ。悲嘆にくれた両親は、カリフォルニアの広大な敷地に、
最愛の息子「リーランド・スタンフォード・ジュニア」の名を冠した大学を設立する。
鳩山由紀夫首相の母校、スタンフォード大学はこうして誕生した。
父リーランド・スタンフォードは、大陸横断鉄道を建設した鉄道王。
◆日本版スタンフォード・・・日本にも、「企業系」と呼ばれる大学がいくつかある◆
◆インターンで交流強化・・東京都市大学と東急グループ◆
世田谷区の東京都市大学(旧武蔵工業大学)も、「鉄道王」がつくった大学だ。
傘下に収める学校法人五島育英会の初代理事長は、東急グループの創設者、五島慶太である。
「東急電鉄、東急建設などグループには毎年15人ほど入社しており、工学部では共同研究もするなど、東急グループとは
人材面、物質面で交流があるのも事実です。
関連校だから有利というよりも、自然にある程度の人数が入社している傾向があります」(就職課の真下賢課長)
もともと、工業大学として80年の伝統があり、2008年度の上場企業の社長数でも武蔵工業大出身者は21人。
工学部の学生1人あたりの求人数は★69・2社★と、安定した評価を得ているーー。