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でも、1970年頃の指導は厳しかったみたいですよ。
(能力別学級編成を)もっと強引に活かしているのは、大阪明星である。
入学試験の成績によって、上位2クラスを優秀クラスとし、
その後、毎学期実力テストで、クラスメンバーの3分の1ずつの
入れかえを行い、高2に進級した段階で、これを、1クラスに厳選、
その後は、メンバーの入れかえを行わず、一途大学へ突進させるという。
優秀クラスは、テスト問題はもちろん、
教材も一般クラスとは別個のものを使用させ、
毎日7時間授業、夏季、冬季の休暇には、
補習も精力的に行われている由である。
明星の実情について、同校父兄の声を聞いても
「高1の始めから、学校側の進学指導はほんとうに懇切です。
こまかい学習指導もしていただけるので、
感謝しているのですが、肝心のこどもの方が、
おぼっちゃんが多いというか、ノンビリしていて、
どうも覇気が足りません。だから逆に、私どもの方が、
先生方にお気の毒でならないのです」と。