08/12/02 19:57:19 FW3kpPo40
「先生!大変です!先程の患者の容体が!」
一人の看護婦が入ってそう夏目に伝え、
「里香のパジャマの裏側に男性の精液が付着していたらしい。それがお前のだったら…殺す」
とだけ言い残し夏目と亜希子さんは振り返りもせず出ていった。それはあっという間の光景だった。
顔が腫れていくのがわかった。痛い。でもそれ以上に心はもっと悲惨な事になった。
僕が昨日色々やったから体力が足りなくなって里香が昏睡状態に陥った。お前のせいで手術は失敗した。そう二人は言っていた
のだ。
「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
僕はこの胸の奥で渦巻いているどろどろとしたものを取り払うべく叫んだ。叫んだところでそれはそう簡単には消えなかった。
今思い返せばあれは僕が無理矢理やった事なんだ。里香はちゃんと否定していた。でも僕はそんな事気にしないで…はは、僕は
強姦を働いたってことか。
あはははは。
僕は窓を開けてそこに足をかける。
「ごめん 里香」
目を瞑って浮遊感を味わう
コンクリートは冷たかった
そして僕の意識は途絶えた