09/03/19 06:38:08 cEMfVpKu0
>>910
もうずっと昔の話ですが、歴史に宮本克という先生がいました。
「県下随一の進学校の授業とはどんなものか！？」と期待しながら意気揚々臨んだ最初の授業で、
先生は黒板一杯に「伝統」の二文字だけを書いて、６５分間あらゆる観点からの「伝統論」を披瀝され
ました。
当時は驚いたけど、今から思うとあれは最早「高校の歴史」の授業ではなくて、学問を追求する者に
向けられた先生からのメッセージだったように思います。
卒業してン十年経った今も鮮烈に記憶に残ってるのはそんな授業です。
当時既に創立１００年以上を数える伝統校でしたが、「伝統は先輩方によって築かれたものだけ
ではなく、自分たち一人一人もこれから水戸一高の伝統の一部になっていく」ものであることを
教えていただきました。
今でも“自分は水戸一高の立派な伝統の一部”になれているだろうか？”と考える瞬間があります。
自分たちも含めて確かに驕ってはいけませんね。（長文ごめんなさい）