08/09/03 17:36:40 9FOV4Xz70
第1節 「境界性人格障害」とは
特に女性に多い人格障害で、特徴として、対人関係の激しさ、非常な不安定さがあります。つまり、基本的な信頼関係が持てないために情緒不安定で、常に人との関係に過敏であり、突然怒りを爆発させたり、激しい絶望感にさいなまれたりします。
その他に、本人にもわからない漠然とした不安を持っていてそこから生じる孤独感や空虚感を癒すために、リストカットを含む自傷行為など自己破滅的な行動に出ます。そして、他人に見捨てられることを異常恐れます。
簡単にいうと「情緒の不安定さ、衝撃性を特徴とし、若者(特に女性)に多い人格障害」ということです。
この人格障害の原因は、
幼少期の母子関係の不全が人格形成のに影響しているといわれます。青年期から成年早期には慢性的な不安定さが続き、自殺の可能性も高いのですが加齢とともに安定するのが一般的だといわれています。
第2節 「自己愛性人格障害」とは
自分の存在が偉大であり、他人よりも優秀だと思い込んでいます。他人の共感が欠如していて、そのかわり他人からの評価には非常に敏感で、そのために賞賛されることや周囲から注目をあつめたいと願い、
自分への批判や無関心に対して異常なほど怒ったり、屈辱感を味わったりします。簡単にいうと「ナルシシズム」なのですが、それより過度な人格障害のことです。
この人格障害の原因は幼児期に正常な自己愛の発達が阻害された結果であると考えられます。
この他の人格障害として、他人の注目をあびることが目的となり、大げさな言動をすることが特徴で、人の意見に簡単に影響されてしまう「演技性人格障害」があります。