10/04/01 19:30:19 5er2bUAb
今日の高知新聞朝刊
「龍馬伝」の時代考証を担当している大学教授が来高中にてインタビュー。
長いため、主な質問のみ省略、抜粋してます。
Q視聴者からの質問に対応するそうだがどんな質問が?
A例えば猫。映ってる猫はもっと後の時代にヨーロッパから輸入されたはずとかね。
Qやはり「歴史資料に史実」が原則ですか?
A最初は「専門家だぞ」と力んで厳しくチェックするのがいい時代考証だと思ってた。
つまり「野党」。
でも最近はスタッフの1員「与党」として考えるようになった。
役者た監督など、現場の人たちが面白いと思ったものに対し、裏付けになる資料を
示せるような時代考証。
いい作品にして、多くの人に龍馬を知ってもらう。
それには史実な再現だけでは弱い。
Q弥太郎が安芸に住んでいたのに幼い龍馬に会うのはおかしいという意見もある。
A弥次郎が鳥かごを作っていたという資料を提供する。
するとイメージを膨らませて山のような鳥かごを背負った弥次郎が出てくる。
それは製作者の世界。
Q「龍馬伝」を見て史実を誤解する、という批判もある。
A 本当の事実はつかめないし、今までの龍馬象が完全だとも言えない。
賛否はあるし、フィクションという大前提だが、平成のこの時代に新しい龍馬を描く
作業は、坂崎紫欄や司馬遼太郎が描いたのと等価値で評価できると思う。
これをきっかけに 皆さん自身が本当の龍馬を探してほしい。