09/12/08 21:27:52 P6Vuos9g
短歌の元ネタがあった。
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子規、真之の同居生活は柳原によると、ほんの2、3か月ほどであったという。
秋山真之は子規との同居後、東京大学予備門を自主退学し、
海軍兵学校に入学することになる。海軍の軍人となる道を選び、
いったん松山に帰省することとなった秋山に子規は
海神も恐るる君が船路には灘の波風しづかなるらん
いくさをもいとはぬ君が船路には風ふかばふけ波たゝばたて
という二首の歌を贈っている。これに対し秋山は
送りにし君がこころを身につけて波しづかなる守りとやせん
こころせよきみはなれにし武蔵野もなほ是よりはあつさまされば
という二首の歌でもって答えている。ともに文学に志のあった子規、真之。真之はその志をみずから葬り去った。
二人はこの歌の贈答を境としてそれぞれ全く別の道を歩むことになる。