09/09/23 10:43:54 71nESteZ
篤姫は大奥に家族の絆を広げる話、天地人は戦国に仲間の絆を広げる話
こんなコンセプトでは必ずコケると信じていたが、意外な高視聴率
48作目の伝統はだてじゃない、大河制作陣の時代の要求に応えるドラマ造りの
巧みさにはうならざるを得ない
一般視聴者の馴染みの薄い景勝、兼続に、人気の戦国三大英傑の話をうまく配し
視聴者を飽きさせなかったのが勝因だろう
直江重光はとても大河の主人公にはなれないような小物だけれどよくここまで
仕立て上げたと思う
妻夫木や小栗がとても40歳には見えず、青年のままの演出もいい
ここにきて存在意義がさっぱり分からなかった初音が三成の遺言のメッセンジャーと
いう発想もドラマならではの柔軟さで、大河制作陣も代替わりしたなと感じる
直江重光は確かに生き恥をさらしたとも思えるが、自殺者が11年連続で3万人を超える
異常な我が国で、生をまっとうできなかった友人三成の遺言もあり、生きながらえて
上杉家、家臣、領民に尽くした重光にスッポトライトを当てたのも「したり」と最近感じるようになった