09/03/04 14:35:49 FylHg/oj
もしも俺が脚本書くなら、この大河のテーマは「一本気」にする。
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与六時代の兼続は一本気だが我を通すだけのワガママ小僧として描き、
母の教えや謙信の考え、景勝の人柄を受けて成長。
上杉家のため、主・景勝のために生きることを決意。
で、青年期は一切生き方については悩まない。
上杉景勝家臣としての忠勤・活躍のみにスポットを当てる。
そして関ヶ原。
上杉家が大減封になったことで家老として責任を感じ、
初めて心底思い悩む兼続。
自分は上杉家の家老に相応しくなかったのか?
自分の今までの生き方は間違っていたのか?
終いには切腹を覚悟する兼続。
だが景勝に、
「またワガママ与六に戻るのか?上杉家のために尽くすと誓ったのなら、
恥をしのんでも生きて仕えるが誠の一本気であろう。
…死ぬな兼続、上杉には…ワシにはお主が必要なのだ!」
と止められ、家中を立て直すために身を粉にして働き続けることを決意。
リストラもせず、己はひたすら節制し、ここに兼続の一本気は完成する。
・・・
殺伐とした戦国時代が舞台で義や愛をテーマにすると、
どうしても現状のドラマみたいに、主人公が悩み続ける鬱展開になるよ。