09/03/07 20:58:15 DUeU0xFl
>>36
信長の「降伏すれば今の領土は安堵し重臣として迎える」という約束を
信じて会いに行くと「裏切り者」呼ばわりされて殺され、許しを請いに
行けば「なぜ戦わぬ」と殺され、噂を聞いて逃げだせば「逃亡した」と
殺され、関係者を捕まえては「逃亡を見逃した」と殺され…という有様だと
書いたものがあったね。小山田なんかはもう殺されると分かっていて、
地元の郡内を戦禍に巻き込まないために甲府まで駆けつけて切られたとか。
他国へのアメとして最初に裏切った木曾、穴山だけはやたら厚遇して見せて
いるけど、これも足利義昭や浅井なんかと同じで、利用価値がなくなったら
根斬りにしたんだろうね。この頃は自分の三人の息子に渡す領土を捻出するために
功臣の林、佐久間らを切り捨てていた時期で、その点容赦ない。
ただおかげで信長の5年前までの所領と同じ広さの武田領が一気に手に入り、
それを大慌てで家臣に与えたために、信長直臣団が一気に広範囲に散って
しまったため、京周辺が一瞬にして手薄になり、本能寺につながった。
藤本正行が「武田勝頼はあまりにも早く滅亡することによって、信長親子を
道連れにしたと言える」と言っていたのはその辺。
さらにあまりに残酷な所行に怒っていた甲斐の武士・農兵たちは、信長が
死ぬやたちまち蜂起し、信長家臣の領主・川尻秀隆を惨殺。死体は棺桶に
逆さに押し込まれて埋められるという屈辱的な扱いを受けているw