09/02/10 14:27:25 JFYQAqYA
>>831
時代劇専門チャンネルで「黄金の日々」の高橋幸治の信長を見たけど、
役者としての器が全然違うね。とくにすげえと思ったのが、鉄砲で狙撃
される場面。
一瞬、袖口を縫った銃弾の跡を見て、それから瞬時に狙撃者のいる方角を
察知してそちらを見やり、無言でその方向を扇子でさすと、回りの兵
たちがそっちに向かって駆け出していく。
信長の冷静さ、危険にあったときの対処の素早さ、さすが信長ってところ
を一瞬の芝居で、しかも台詞なしで表現していた。こういうのが本物の
役者だし、本物のドラマだと思ったもんだ。
今みたいに、台詞で説明しないと視聴者には理解してもらえないって
制作者が舐めてかかってる時代に、ああいうドラマはもう生まれないし
ああいう俳優も出てこないだろな~と感じる。