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参考資料>>96
2008年12月26日 朝日新聞 朝刊13版8面
醜聞「もみ消し屋」暗躍 ハリウッドの大物何人も顧客に
FBI買収・電話を盗聴・記者に圧力
【ロサンゼルス=堀内隆】ハリウッドの大物を顧客に持つ私立探
偵が盗聴などの罪に問われ、ロサンゼルスの連邦地裁でこのほど
禁固15年の実刑判決を受けた。現職警官をもわいろで抱き込み、
スキャンダル記事つぶしなどに、米芸能界の裏側で暗躍する「も
み消し屋」の実態が捜査の過程であぶり出された。
判決を受けだのはアンソニー・ペリカーノ被告(64)。約2
0年間、ハリウッドで私立探偵として活動し、ロサンゼルス・タ
イムズ紙は「マイケル・ジャクソン氏やトム・クルーズ氏も顧客
だった」と伝えた。同紙によると、民事訴訟を有利に進めるため
の情報集めやスキャンダルつぶしなどが主な出番で、着手金は2
万5千㌦(約225万円)からが相場。シルベスタ・スタローン
氏も盗聴の被害者の一人だったという。ただペリカーノ被告は法
廷では顧客の名前は明かさなかった。
同被告からわいろを受け取って捜査情報を流していたとして、
ロサンゼルス市警や米連邦捜査局(FBI)の捜査官も起訴され
た。また起訴状によると、システムエンジニアに盗聴用ソフトウ
エアを開発させた上で電話会社員を抱き込み、俳優らの電話を盗
聴していたという。
同被告は起訴事実を認め、最終井論では「すべて責任を取る」
と語った。
摘発のきっかけは02年、ハリウッドとマフィアの関係を取材
していたロサンゼルス・タイムズ紙記者の車の窓ガラスが割られ、
車内に「STOP」と書かれたメモが投げ込まれた事件。捜査で
ペリカーノ被告の関与が浮かび、米芸能界に張られた大がかりな
情報網が明るみに出た。