08/08/10 21:25:37.77 3+Zbo4af
今日は最初から最後まで<<井伊直弼>>
いわゆる「悪役」じゃないとは思っていたが
自分の信ずるものに向かって貫き通す姿勢が、茶室での凛とした佇まいで象徴されていた。
しかもそこで見せた抑えながらも豊かに感情表現を表わした表情。
話はずれるが戦犯として裁かれた人々への一方的な見方の修正観にもつながる描写だった。
あの茶室での語らいは今までの中でも屈指の名場面だろう。
敵役同士のお互いへの評価と理解。
大河本来の貫禄を脚本と役者の演技でいやがうえにも見せつけた忘れがたい場面確定。
あとあおいは…万次郎を前にして台詞回しがすっかり薩摩時代に戻ってしまったのが何とも。
あそこはその片鱗を覗かせながらも成長した今の声で回すべきだった。
演出の狙いも分かるがやり過ぎ。