08/11/03 14:32:57.49 SSLvAh7t BE:715450638-PLT(12124) ポイント特典
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秋の褒章:4人と1団体に /香川
秋の褒章の受章者が3日付で発令される。県内からは造船業務や選挙事務、更生保護活動に励んだ
男女4人と、社会奉仕活動で功績のある1団体が選ばれた。
◇鉄板の声聞き40年--黄綬褒章、川崎造船船舶艤装(ぎそう)工・鈴木諭さん(59)=丸亀市飯野町西分
サングラスをかけ、ガスバーナーと水道ホースを持って、黙々と鉄板と向き合う。約40年、鉄板のひずみを
取る作業に没頭してきた。
鈴木さんの作業場は、タンカーやコンテナ船などで、乗組員たちが生活する居住区。乗組員が快適に
過ごせるよう、居住区の6~8ミリの薄い鉄板を、ガスバーナーで焼いたりホースで水をかけたりして、
徐々に平らにする。ひずみがあると、外観が悪く、塗装しても影ができて見栄えが良くない。
ひずみの度合いや角度によって、ガスバーナーの温度や距離を微妙に調節する。長年の経験で、
今では「鉄板が『ここを焼いてくれ』と言っているように聞こえる」と笑う。素早く、丁寧に。これまで
約200隻に携わった。
若い作業員たちに言っているのは「知っていることと、できることは違う」ということ。何事も経験と繰り返し
が必要だと語る。
受章について「職場の仲間と地道に取り組んできたことが認められて本当にうれしい。
仲間に感謝している」と顔をほころばせる。
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