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松本零士『九州には愛する人を守るために包丁持って飛び出す女性が多い。メーテルはそのイメージ』
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
「萌(も)え~」なんて言葉はまだ流行していなかったが、アニメ「銀河鉄道999
(スリーナイン)」の美女・メーテルに心奪われた男性は(女性も)どれほど多かっただろう。
テレビアニメ初放送から三十年を経て、コンテスト「ミス銀河鉄道999~あなたの選ぶメーテル~」
が開催されたのを機に、原作者・松本零士さん(70)にメーテルへの思いをたっぷり語ってもらった。
(宮崎美紀子)
「銀河鉄道999」は、永遠の命=機械の体を手に入れるため「999」に乗った少年・鉄郎と
彼を導く謎の美女・メーテルの旅を描いた物語。「ミス銀河鉄道999」は、九月から同作品を
放送中のアニメ専門局「アニマックス」が開催した。「私こそメーテル」という女性を募り
モデル事務所に所属するプロから四十代女性、二歳児まで二百十六人がエントリー、同社の
ホームページ上で行われた投票には約八千票が投じられた。
最終決定権を持つのは松本さん。並べられた候補者の写真に「難しいねえ」と悩みながら
何度も口にしたのは「迫力」という言葉だった。「この人は迫力ありますね」「コスチューム
を着ければ一番迫力ありそう」。どうやら「迫力」がメーテルを知るキーワードのようだ。
「『迫力がある』というのは、押し出しが強い、ネガティブじゃないということ。メーテルは
優しいけど、怒らせると怖い無敵の女性ですから」。さらに、さまざまな松本作品に登場する
【中略】
自身も小学生の時から好きになるのは「美人だけど怒らせると怖い人ばっかり」。
「男に絶対恥をかかせず心優しく、でも友人や夫が危機に陥ると包丁持って飛び出すような女性が
(出身地の)九州には多いんですよ」。メーテルのような女性に惹(ひ)かれるのは宿命といえるようだ。
一九五〇年代のフランス映画「わが青春のマリアンヌ」の影響も。「幽霊屋敷に住む美女が屋敷に
来た少年に、『あなたが来るのはわかっていた』と言う。あの雰囲気はメーテルそのものだった」。
実在の人物では加藤登紀子の精神性、天海祐希の外見にメーテルを感じるそうだ。