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第２１期竜王戦七番勝負（読売新聞社主催）の第２局（３０、３１日）を前に、対局会場となる洞爺湖町の
「洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス」で２９日、渡辺明竜王と羽生善治名人を囲んだ歓迎前夜祭が行われた。
頂上決戦に挑む両棋士の登場に、地元関係者は一緒に記念撮影したり、歓談したりと大喜びだった。
２人はこの日、ホテルに到着すると、対局場となる特別室に足を運び、部屋の様子や照明、駒の感触などを入念に確かめた。
前夜祭会場に集まったのは、地元各界代表やファンら約６０人。長崎良夫町長は、「洞爺湖対決が将棋界のサミット（頂上）を決める素晴らしい対局になることを祈っている」とあいさつした。
この後、渡辺竜王は「永世竜王がかかった対決。火山のような熱い将棋を指したい」、羽生名人は「非常に集中できる環境。将棋の険しさや激しさを表現できれば」と、それぞれ抱負を語った。
大の将棋ファンで伊達市の医師仲山明宏さん（３５）は「２人ともオーラがあり、感動している。仕事で観戦できないが、ネットでチェックしたい」と満面の笑みだった。
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大盤解説会は３０、３１日とも午後１時半～３時半、２階和風宴会場「四季」で開かれる。解説は藤井猛九段、橋本崇載七段ら。「次の一手クイズ」もあり、正解者の中から小扇子などが贈られる。入場無料。
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