08/10/24 17:46:00.09 jep6Gpox BE:68162764-PLT(14007) ポイント特典 株主優待
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女性は4歳くらいのころ、いとこにレイプされた。
その意味を理解したのは中学1年。テレビドラマのシーンを目にした時だった。眠れなくなった。
不安と他人への恐怖で外に出られなくなり、自分が汚いと感じ、腕を切った。「なんでこうなるんやろ」と、
途方に暮れた。数年間、引きこもり、本や音楽に没頭した。10代の終わりになり、
「このままでいたくない、外に出よう」との思いが募り始めた。「山田詠美さんや宮本輝さんの小説にあるような、
深くつながり合える関係が本当にあるなら、信じてみよう」。実際に外に出ると、自分を傷つけない人は大勢いた。「レイプは殺人に匹敵することやと思う」と言ってくれる男性もいた。
地元の奈良女子大に進学し、「性暴力被害者のサバイブ(生き抜くこと)」を研究テーマとした。
つらくても考えずにはいられなかった。この問題を取り巻く社会が良くなることにかかわりたい、とこれまで
10人ほどの被害者から話を聞いた。被害を表明し講演活動をする人、地元の子供会でさりげなく
「気をつけて」と話す人、表明しない選択をした人などさまざまだった。
聞き取りの過程で自分の体験を思い出し、何度も研究をやめようと思った。それでも、
悩んだり笑ったりしながら日々を送る姿に、「生きるって美しいやん」と感じ、そんな被害者のありのままの
姿を社会に伝えたいと願う。それが、性暴力に対する「人ごと」のような意識を変えるはずと思うからだ。
ソース
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