08/10/24 01:32:54.11 XTVHYk7C BE:301497582-2BP(3001) 株主優待
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増沢 隆太
RMロンドンパートナーズ(㈱RML慶文堂) 代表取締役/東京工業大学特任教授
こんにゃくゼリーで事故死者が17名。
野田消費者大臣と政府自民党はこんにゃくゼリー製造への法規制を検討し始めました。
かつての日本であれば、メーカーの商業主義を是正した正義の味方・野田聖子!ということになったのかも
知れませんが、世間の反応は様々でした。特にネットを中心に大反発が置き、こんにゃくゼリー製造中止反対の
ネット署名は2週間で1万を超え、マンナン社へ寄せられる声も98%は激励だということです。
発端は「死亡者が17名」というところでしょう。「17」という数字をどう読むか、です。
私はカウンセラー養成講座で、何百人ものカウンセラーの方をご指導させてもらっています。受講生はカウンセラー役と
クライアント(相談者)役に分かれてロールプレーをしてもらいますが、こんな質問を受けたことがありました。
「クライアントさんが、『大阪から神戸に転勤なんで困った』と言った時、自分は関西の地理に詳しくないので、
大阪と神戸の距離がわからず、どうすれば良いか」というものです。
私は「大阪-神戸」が近いか遠いか誰が決めると思いますか?」と尋ねました。
距離が何キロかは全く関係ありません。したがって関西の地理への知識は全く必要ないのです。
「近い・遠い」「多い・少ない」「高い・低い」はすべてクライアントさんが決める感覚であり感情なのです。
不幸にして毎日、事故や病気で亡くなる方はおられます。こんにゃくゼリー事故死者・17名は1995年から今までの数字だということ。
だとすると年平均は2人に満たないことになりますね。ちなみに1年間のモチ詰まらせ窒息死事件は168件だそうです。
こんにゃくゼリーの10年分以上が1年で亡くなられていることになります。
せっかく良いことをした、はずだったのに、激しい批判を呼んでしまった野田大臣と政府。
「17」という数字の認知を見誤ったと言えるのではないでしょうか。
「人の気持ちがわかる」というのは、テレパシーや魔法ではありません。その事実が、好ましいのか好ましくないのか、
多いのか少ないのか、様々な受け止め方・認知がある、ということを「わかる」ことです。(一部略)
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