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日本が朝鮮半島を支配した時代の「創氏改名」や「皇民化政策」が招いた悲劇を描く演劇「族譜」が21日、
藤沢市の湘南台文化センター市民シアターで開かれる。2年前に初演し、各地で上演している秋田雨雀・
土方与志記念青年劇場(東京)を、市民らがつくった「青年劇場『族譜』を藤沢で観(み)る会」が招く。
「族譜」は朝鮮で一族の代々の当主が家系図とともにそれぞれの時代の出来事を書き記し、子孫に伝える
もの。人気作家、梶山季之の小説を原作として、ジェームス三木が脚本を書き、演出する。
観る会事務局長を務める藤沢市の元薬局役員、崎山稔さん(68)の長女が青年劇場で女優をしている縁
もあり、公演が決まった。
崎山さんによると、4年前に憲法誕生をテーマにした青年劇場の「真珠の首飾り」を藤沢で上演し、約千人が
鑑賞。護憲を訴える「ふじさわ・九条の会」の結成につながった。同会や別の青年劇場の公演をしていた藤沢
演劇鑑賞会のメンバーたちが、今回の観る会に参加している。
物語は「創氏改名」に携わる日本人画家が、親日家ながら改名を拒む朝鮮の地主の説得にあたり、孫まで
巻き込んだ軋轢(あつれき)の末に、地主が自殺に追い込まれる。
ジェームス三木は「芝居のテーマは『国家とは何か』である」とし、今の日本人に想像力をふくらませるよう
呼びかける。
崎山さんはこれまで2度、この舞台をみている。6月に仕事から身をひいて時間に余裕ができたこともあり、
準備の中心を務めた。「自分にも孫がいる。創氏改名という言葉は知っていたが、上からの植民地化がここまで
のこととは驚いた」と話している。
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