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【神奈川】水道蛇口から昆虫検出 平塚市の２小学校
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平塚市は十七日、同市山下の市立山下小学校（宮川秀一校長、児童数五百七十八人）で
複数の水道蛇口から長さ一ミリ前後の昆虫計二十数匹が検出された、と発表した。
市教委によると、十六日午後四時ごろ、校舎一階の給食室で後片付けをしていた調理員が
水道水をためたシンク内に昆虫が混入しているのを見つけた。廊下の手洗い場でも確認された。
通報を受けた専門業者が点検し、異常は見つからなかったが、十七日午前、再び給食室で
水を流したところ、同じ昆虫の混入が確認された。
市教委は原因を調査するとともに、十七日から校内の水道水を使用禁止とし
児童には水筒を持参させた。
さらに市内の全市立幼稚園、小、中学校で水道施設の緊急点検を実施、市立土屋小学校
（中島幸子校長）で蛇口五カ所から十六匹の昆虫が見つかり、高架水槽でも約四十匹が確認された。
県企業庁水道施設課の担当者は「水道管内は塩素で殺菌され、水圧もかかっている。
蛇口などから虫が入ることは考えられない」としている。 （加藤木信夫）