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被告不在のまま審理 わいせつ事件初公判
出廷拒否し暴れる
ミナミで女性を襲ったなどとして、強制わいせつや強盗強姦(ごうかん)などの罪に問われた無職・徐一被告(36)が、
8日地裁で開かれた初公判に出廷せず、審理がそのまま開始された。被告不在で人定質問や罪状認否がないまま
進むのは極めて異例という。
午前10時開廷予定だったが徐被告は出廷せず、収容先の大阪拘置所職員が法廷で「被告が居室で座り込み、
『行きたくない』と拒んだ。手錠も拒否し職員に殴りかかったため、別室に移した」と説明した。
笹野明義裁判長が「被告不出頭のまま審理します」と告げ、起訴状の朗読、検察、被告側の冒頭陳述、証人尋問と進行。
弁護側は「犯人性を争う」などと無罪を主張した。
刑事訴訟法は原則として1審は「被告が出頭しないと開廷できない」とする一方、正当な理由なく出廷を拒否し、
刑事施設職員の連行を著しく困難にした場合は審理が可能と規定している。
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