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【ドラマ・企業攻防】パリモーターショー舞台裏 エコカーに存亡かける各国メーカーの思惑 (3/3ページ)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
環境技術で先行する日本メーカー各社は、エコカーの主導権を握ろうとパリショーでも激しく火花を散らした。
先陣を切ったのはホンダだ。開幕日の2日に福井威夫社長は黒塗りのハイヤーで意気揚々と会場に乗り込んだ。
ハイブリッド専用車「インサイト」を初公開するためだ。
「(ディーゼルエンジン車が中心の)欧州でもハイブリッドが市場を席巻する。
(価格は)200万円くらいにしたい」。福井社長は、ハイブリッドでは世界で最も安い価格を宣言し、独走するトヨタのトヨタの「プリウス」に宣戦布告した。
対するトヨタは、近く日欧で発売する超小型車「iQ」の量産モデルを公開した。全長は3メートル弱で
4人乗りとしては世界最小。徹底した軽量化で、1キロメートル走行当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が
99グラムという、ハイブリッドを凌駕(りようが)するエコ性能を誇る。
トヨタ欧州本部のグラハム・スミス副社長は「iQのターゲットは都市に住む人たち。現時点でライバル車はない」と自信満々だ。
地元のルノーと日産の連合軍も気合十分。会見の最後にゴーンCEO自らがクルマを覆っていたベールを脱がせる
“サプライズ演出”で、電気自動車のコンセプトカー「ZEコンセプト」をお披露目した。
プジョーやシトロエンもスポーツカーやSUV(スポーツ用多目的車)などさまざまなタイプのハイブリッド車を展示し、
パリショーはさながら“エコカー五輪”の様相をみせた。
エコカーの開発には、莫大(ばくだい)な費用が必要だが、足元の販売不振でビッグスリーは刻一刻と体力を失っている。
ここで投資を怠れば、将来の成長は絶たれ、生き残れない。業界では「ビッグスリーは新たな自動車大再編の火薬庫」
(関係者)というのが共通認識となりつつある。
金融危機を契機に、世界の業界地図が一変する可能性が高まっている。(田端素央)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)