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エリザベス女王の元執事、少年へのわいせつ行為で身柄拘束
【ロンドン 10月2日 IANS】エリザベス2世にも仕えたことのある英王室の元執事が、
複数の少年にわいせつな行為をしていたとして警察当局に身柄を拘束された
―この男性は容疑を認めており、在職中にもこうした行為を行っていたという。
英デーリー・メール（電子版）が伝えた。
身柄を拘束されたのは、米英の人気番組にも数多く出演していたポール・キッド氏（55）。
警察当局に対して、複数の男性から「過去にわいせつ行為を受けた」との通報があったという。
キッド氏は、少年らへの強制わいせつやわいせつ写真の作成・所持などを認めている。
こうした行為は1974年12月から2008年1月まで行われていたという。
男性らの通報を受けた警察当局は、マンチェスター郊外にある同氏宅を捜索。
児童ポルノ写真やビデオ計1万9000点を寝室で発見、押収している。
「洗練された紳士」として、9年にわたり英王室に仕えた同氏。
6年間エリザベス2世に仕えた後、女王の母親エリザベス皇太后にも仕えた。
チャールズ皇太子との挙式を控えた故ダイアナ妃の世話をしたこともあるという。
ほかにも、ジミー・カーター元米大統領など各国首脳への対応もこなしてきた同氏。
1985年に一線を退くと、英王室での経験をもとに講演活動などを行い、英米のトーク番組にも数多く出演していた。
警察当局が捜査に乗り出したきっかけは、被害を訴える通報だった。「14歳のころにわいせつ行為を受けた」とするこの男性は、
同氏の紹介でエリザベス皇太后と会話を交わしたこともあったとされている。
デーリー・メール（電子版）の取材に対し、警察当局のある関係者は次のように語っている。
「30年にわたってこのような行為が続けられてきたと考えると、被害者はまだまだいるのではないか」。(c)IANS
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