08/09/22 00:00:38.82 3381rhoZ0 BE:97273722-2BP(3800) 株主優待
板室温泉に「倉庫美術館」 現代アートの作品展示
2008.9.20 03:10
現代アート「もの派」の代表的作家、菅木志雄さん(64)=静岡県在住=の作品を展示する「倉庫美術館」が
板室温泉(那須塩原市板室)に開館した。建設したのは、地元の老舗旅館「大黒屋」の主人、室井俊二さん(62)。
菅さんと出会い、アートの世界に魅了されたといい、「ここを拠点に菅作品を世界に発信したい」と意気込んでいる。
倉庫美術館は、大黒屋から歩いて数分の高台にある。木造平屋で延べ面積は約240平方メートル。しゃれた黄
土色の壁が特徴で、40年間の“菅アート”の集大成ともいえる作品約250点が展示されている。
大黒屋は室町時代の創業といい、室井さんは16代目の当主。芸術を旅館に生かした「保養とアート」を掲げて
経営に成功、県内の旅館業者の間でカリスマ的な存在となっている。
そんな室井さんがほれ込み、世界に売り出そうと力を入れるのが菅さん。東京都内で開催された個展で出会い、
大黒屋の庭づくりを依頼。完成した作品「天の点景」をみて、菅さんの空間に対する視線や宇宙を意識した創造力、
メッセージ性にあふれた表現力などに魅了され、「作品は禅に通じている。この作家は天才だ」と確信した。
以来、菅さんの作品展を大黒屋で開き、作品の収集も行ってきた。
さらに「(菅さんを)世界で売り出したい」と、都内のギャラリストに相談し、菅さんの作品を日本語と英語で紹介した
図録を作成。また実際に作品が見られるよう、倉庫美術館も建設した。
倉庫美術館は、室井さんによるアート講座(菅作品に対する解説など)の受講者を対象に公開しており、受講料は
大黒屋の宿泊客が1000円、一般が2000円。室井さんは「板室の自然中で、アートの世界を楽しんでほしい」と話
している。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)