08/09/13 13:44:24.70 ZnKSN/wG0 BE:1013817757-PLT(12039) ポイント特典
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若手実力派女優として名高い松たか子と鈴木杏が競演した舞台『SISTERS』が10月24日、WOWOWにて放送される。
演劇ユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」の主宰として活躍する長塚圭史が作・演出を務め、
東京・渋谷のパルコ劇場にて7月から8月にかけて上演された同公演の模様をご紹介したい。
テーマは"家族"
同作は、劇作家・演出家・俳優として多方面で活躍する長塚が、『マイ・ロックンロール・スター』(2002年)、『ラストショウ』(2005年)に続き、
3年ぶりにパルコ劇場へ書き下ろしたオリジナル作品。
これまで"家族"をテーマに新作を発表してきた彼が、今回は"近親相姦"というタブーに取り組む。
物語の舞台は、とあるさびれたホテル。このホテルの女主人である操子が亡くなったことでホテル内の均衡が崩されていく。
操子の死後、経営困難に陥ったホテルのために彼女の夫・三田村優治(中村まこと)の従兄弟である尾崎信助(田中哲司)は、
新妻の馨(松たか子)を連れてやって来る。
そこで馨はホテルに住む操子の兄・神城礼二(吉田鋼太郎)とその娘・美鳥(鈴木杏)に出会い、
封印していたはずの過去の記憶に支配されていき―。
松たか子が見せる"狂気"
同舞台の見どころは、2007年度読売演劇大賞・最優秀女優賞などを受賞し注目を集める松と鈴木の2人が見せる演技バトル。
松演じる馨の悲壮感漂う感情吐露が観客の視線を捉え、果たして何が"異常"なのだろうか……?
と観る者を濃厚な世界へと引きずり込んでいく。舞台上で、
せわしなく手鏡をチェックする馨の仕草ひとつをとっても観客の心をざわめかせ、
決して癒えることのない過去の傷を認識させてくれるのだ。
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