08/08/27 19:37:02.78 IfbNdMol0
これがストーカーシゲさんの発想だ!
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公美と別れるのは本当に嫌だったけど、
ぐっと下腹に力を入れて、今がまんすれば公美はきっと戻ってきてくれる、
なんたって世界に二人といないぼくの特別な女の子なんだから、
と自分に言い聞かせた。
(中略)
そんな話をしているうちに、今は別れてもきっと一緒になれる
って強い思いが起こってきて、それを信じられるようになってきた。
(中略)
最後に谷中まできて、谷中墓地で
「あそこにじいちゃんのお墓があるんだ」と言ったら
公美も一緒にきてくれたのだった。
二人で一緒に、じいちゃんのお墓に手を合わせた。
かがんで手を合わせてくれている公美の姿を見て
ぼくはじいちゃんに「ほかのことは全部自分でなんとかするから
どうか、ぼくと公美のことだけ守ってください。
二人をどうか、一緒にさせてください」とお願いした。
こうしてそばにいてくれる公美がぼくを捨てるなんて絶対ないはず
って信じることにした。
(中略)
公美との最初の別れ。
でもこのときは、絶対に元に戻れるって気持ちがぼくを支えた。
今はガマン、今はガマンと言い聞かせ、一人うちに帰ったのだった。
この公美を信じる気持ちが、今もぼくを支えている。