08/08/11 06:45:02.25 wvLSDDSv0 BE:220997524-BRZ(10000) ポイント特典
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生肉・生レバーに注意!
病原性大腸菌O157などによる腸管出血性大腸菌感染症が増加の傾向にあり、患者の報告数は2000年以降では
5番目に多くなっています。今後も拡大する恐れがあるので、国立感染症研究所感染症情報センターでは、
肉・レバーの生食は控え、手洗いを励行するなど、注意を促しています。
7月中旬までに同センターに報告された累積患者数は1382人で、2001年、2007年、2002年などに次いで
5番目に多く、特に6月以降増加しています。溶血性尿毒症症候群を合併して死亡した人も1人(60代女性)います。
特に最近目立つのは、生肉や生レバーが感染源とみられるケースが増えていることです。今年のこれまでの
患者のうち577人が経口感染で、このうち生肉・生レバーが99人、焼肉・バーベキューを含めると肉に関連する
ものは158例にも上っていました。
肉の生食や半焼け肉はカンピロバクターによる食中毒を起こしやすいことでも知られていますが、
特に夏は腸管出血性大腸菌感染症にも注意が必要です。
腸管出血性大腸菌感染症は1990年に埼玉県の幼稚園で井戸水によるO157集団発生事件で園児2人が死亡、その後
岡山県や大阪府でも大規模な集団発生があったことから注目され、今でも年間千数百人の患者が発生しています。
この感染症の原因菌はベロ毒素と呼ばれる強い毒素を産生する大腸菌で、O157が代表的。ベロ毒素産生性の
大腸菌に汚染された食物などを経口摂取することにより、下痢、激しい腹痛、血便などの症状が出現、
溶血性尿毒症症候群や脳症などの重篤な合併症で死亡することもあります。
予防対策としては、肉などの生食を避け、食品を十分加熱し、調理後の食品はなるべく速く食べきるなどの
注意が必要。特に高齢者や抵抗力の弱いハイリスク・グループは、重症化しやすいので、生肉や加熱不十分な
食肉を食べさせないようにしましょう。また手に菌がついてほかの人にうつす可能性があるので、石鹸などで
手をよく洗うことも大切です。
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