08/08/08 00:11:37.13 fQZo/0v90 BE:37765038-PLT(14600) ポイント特典
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五輪競技、サッカー、野球……これらのスポーツ中継は、もはや躁病的な“お祭り状態”と化している。
あまりにうるさすぎて「ミュートで映像だけ」という視聴者も多い。
そこで、実況アナとして評価が高い倉敷保雄氏に、スポーツをめぐるテレビ事情を伺った。
(中略)
─ほかに問題点はありますか?
倉敷 「演出」も大きな問題点です。サッカーW杯の中継でテレビ朝日が「絶対に負けられない戦い」
というフレーズを連呼して視聴率を取った。そういった演出自体はいいけれど、
他の局までがそのマネをしてしまう。その悪影響がモロに06年トリノ五輪に出てしまいましたよね。
各テレビ局が高い権利を買った競技で、メダルなんか取れない可能性が高いのに
「この選手がメダルを取る!」なんてフレーズが数多く飛び交って“ウソツキ中継”をやっちゃった。
本来、スポーツというのは、「足が速い」というだけで感動的なはずなんです。
日本人選手がダメだとしても、織田裕二さんみたいに「スゲー!!」と驚いて感動できるものなんです。
にもかかわらず、日本人選手というスポットだけに注目して、結局、誰が勝ったのかわからない中継をしてしまうのは、
スポーツ中継、スポーツ文化そのものの退廃ですよ。卓球の愛ちゃんでも、ゴルフの上田桃子さんでも、
どんな競技でも日本人が頑張ってプレーするのはもちろん応援しますよ。
でも結局、「優勝したのは誰ですか?」ということがサッパリわからない。
「日本人のスター選手」を冠にポンと据えれば、視聴率が取れると思っている
テレビ局の制作側の考え方が間違っていると思います。
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