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2008年8月1日 田原総一朗の政財界「ここだけの話」
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もし解散総選挙の結果が期待できないのであれば、公明党は、09年6月~7月の東京都議会議員選挙を最重視するだろう。
公明党の選挙には、“大規模なお膳立て”が必要となる。
大規模なお膳立てとは、創価学会の会員が地方から東京に“大移動”をすることである。
この“大規模なお膳立て”のために、選挙前後にかなりの時間が必要となる。
そこで、東京都議会議員選挙の障害にならないように、総選挙を今年度の秋、ないしは、09年1月に挙行したいと、強く自民党に求めるようになった。
もしも、福田首相が、本格的な内閣改造をするとなると、当然、福田首相は支持率を上げるために、国民に受ける大仕事に取り組もうとするはずであり、そうなると、国会の会期が延びる。
国会が来年の春まで延びれば、都議会議員選挙に重大な障害を与えることになる。
そのために、公明党は、内閣改造そのものに消極的、というより、反対だったのである。
さらに、公明党は、次の国会の会期をできる限り短縮したかった。
その理由の一つは、現在、創価学会と、その幹部たちを訴えている、矢野絢也元公明党委員長の参議院での証言を、民主党はじめ、野党が求めているからである。
矢野氏の証言は、公明党、創価学会にとって、大きなダメージを与える事実が次々に出てくる可能性がある。
公明党は、何としてもこの事態を避けるために、会期をできる限り短縮したいと願っている。
そのためにも、本格的な内閣改造は困るわけだ。
福田首相は、悩み抜いたに違いない。
解散総選挙の言質を公明党に与えないまま、公明党が嫌う伊吹文明幹事長は更迭することにした。
伊吹さんに代わって、幹事長に就任するのは、麻生太郎さんだ。
これがもう一つの柱だ。
公明党が、福田はずしを狙う場合に、当然、自民党内部の勢力と連携する必要がある。
自民党内部で、福田首相と対立する勢力といえば、それは、中川昭一さんや、安倍晋三さんが推す麻生太郎さんである。
福田首相は、まず、麻生さんを取り込んで内部を固めるという作戦に出た。
麻生さんを幹事長にして、内部分裂を防ぎ、自民党内を一体化するということが、今度の改造の二つめの柱ということになる。