08/07/17 16:29:43.56 GM5Z+9OL0 BE:275511348-PLT(12346) ポイント特典
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“死ぬほど痛い歯医者”はなぜ減ったのか
日本歯科医師会に問い合わせたところ、杉並区歯科医師会会長の高橋英登先生がこんな
説明をしてくれた。
「確かに、近年は痛い歯医者が減っていますが、麻酔というよりも、治療法が変わってきたことが
あるんですよ」
昔は歯の接着剤が良くなかったため、詰めものがとれないように、深く削って詰めなければ
いけないという事情があったのだとか。
ところが、15年ほど前から優れた接着剤が登場し、大きく削らなくとも詰め物がきちんと詰められる
ようになったのだという。
「接着剤はいま、非常に良い製品が出ていて、世界に輸出しているほど。接着は、歯科医療の
様々な部門のなかでも、日本がトップという数少ないものなんですよ。また、それにより、MI診療
(ミニマムインターベーション)といって、健全な歯質を残して、虫歯部位を最小限に削除しようという
傾向が強くなり、削る部分がすごく少なくてすむようになったんです」
つまり、削る部分が少なくてすむため、麻酔をせずにすんでいるケースが増えているということのよう。
また、大きく異なるのは、「麻酔の針」だ。
「昔は使い捨てでなく、何度も消毒しながら使っていたため、先が丸まって、歯茎に刺さりにくくなって
いました。また、弱く、すぐ曲がってしまうため、痛みをより感じることもありました。でも、今はすごく
細く丈夫な使い捨ての針ができたことで、歯茎にスパッと入り、あまり痛みを感じなくなったんです。
まるで蚊に刺されるような感覚ですよ」
さらに、歯医者が増えていることも一因として挙げられるという。
「歯医者がとにかく増えていて、東京ではコンビニエンスストアの2.2倍もあるんですよ。要は、
切磋琢磨して技術を磨かないと、患者が来てくれないということですね」
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