08/06/15 21:14:31.43 RouZQCgPP BE:594893748-PLT(12000) ポイント特典
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俺「翠星石なに飾ってんの?」
翠星石「薔薇ですよ。今日はお父様の日ですからね。
母の日はカーネーションですけど、父の日は白い薔薇なんですよ」
俺「へー。そうなんだ」
雪華綺晶「お呼びですかお姉様!白薔薇です!」
俺・翠星石「ぎゃー!」
翠星石「呼んでねーですー!」
雪華綺晶「そうですか…けれど呼ばれていなくとも逢いに来ます…!」
翠星石「相変わらず話が噛み合わねーやつですね…」
雪華綺晶「私を愛してくれているお姉様には悪いのですけれど、今日の白薔薇はお父様だけのもの…。
きっと今も遠くから私のことを見つめていらっしゃるはず…。ああっ!今もお父様に見られているかと思うと私は…!」ゾクゾク
翠星石「あ、ああ、そ、そうですか…」
俺「(見てるならなんとかしてくださいよお父さん…)」
水銀燈「だぁれこれ」
俺・翠星石「ぎゃー!水銀燈!」
翠星石「な、何しに来やがったですか!」
水銀燈「なんだかいやぁな気配がするんで見に来たのよ。ちょうどそこの窓も開いていたし」
俺「できれば玄関から入ってよ…」
水銀燈「それより…人の顔を見て悲鳴を上げるのは止めなさい。特にそこのミーディアム!」
俺「え?お、俺…?」
水銀燈「この前も今日も…私には関係ないけど、きっと傷付く人だっているわぁ…」
俺「は、はぁ…?」
水銀燈「それにしても…なんだか普段からよく感じている気がするわね…。この鏡の奥からの熱烈な視線…」
雪華綺晶「初めまして、いつもお麗しい水銀燈お姉様。私は末の妹の雪華綺晶…」
水銀燈「ふぅん…。いつもお麗しい水銀燈お姉様、ねぇ…。
当然だけどよく分かっているじゃない。いつも見ているかのような口ぶりが気になるけれど」
俺「(見てるよ多分…)」
水銀燈「けど…なんだかパッとしない妹ねぇ…。白一色で味気ない感じぃ」
雪華綺晶「うふふ…さすがお姉様…逢うなりいきなり罵倒だなんて…的確に私の心を責めてきてくださる…。
ああ…この身、お父様だけでなく水銀燈お姉様にもお捧げしたい…!」