08/06/12 01:05:27.18 mhUqxavl0 BE:298826126-PLT(12000) ポイント特典 株主優待
■文化的差異の意味 / 金聖坤(キム・ソンゴン)ソウル大学英文学科教授・文化評論家
女子中学生装甲車事件が代表例だが、文化的差違に対する理解不足は、時として国家間に
不必要な摩擦と深刻な誤解を呼ぶ。例えば、故意ではない「事故(accident)」の場合には処罰
しないか軽い罰で済ませるアメリカでは、交通事故(traffic accident)を起こした運転手が刑事
裁判に回附されて有罪判決を受けることはほとんどない。
しかし韓国では、交通事故の被害者が死亡すれば被害者の家族と合意が成立しないかぎり
拘束の対象になる。だから、米軍の運転兵たちが無罪で釈放されたとき韓国人たちは怒ったし、
アメリカ人たちは韓国のそうした反応を理解することができなかった。
また、韓国人はデモをする際、まず公共機関から占拠するが、私有地侵入が重大犯罪となる
アメリカ文化では、そうしたことはほとんど起こらない。そのため、韓国文化をよく知らないアメ
リカ人たちは、単純に抗議の意思表示に過ぎない韓国デモ隊の公共機関進入企図を、重大
な脅威だと受け取る。
韓米両国の文化的差異は、最近の米国産牛肉輸入問題でもよく現われている。韓国人たち
は再交渉が可能だと信じる一方、ビジネスマインドを持ったアメリカ人たちは、国家間で一度
結んだ条約に再交渉ということはありえないと考える。再交渉すれば最初の交渉に意味が無
くなり、相互信頼が崩れると考えるからだ。
ファイナンスセンター前で蝋燭デモに反対して1人デモをしている、勇気ある大学生は、韓国
文化では珍しい場合に当たる。韓国人たちは、集まって団体行事をしようと敷いておいた敷物
を片付けて興趣を壊す人を受け入れない。それなのにその大学生は、大勢の蝋燭デモ隊に
対抗して、たった一人で敷物を片付けているのだ。
つづく
▽ソース:ソウル新聞(韓国語)
URLリンク(www.seoul.co.kr)