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人口の3%が発症「むずむず脚症候群」その実態は?
「むずむず脚症候群」をご存じだろうか。名前は実にユーモラスだが、裏腹にその実態は、
不眠、仕事ができないなど日常生活に大きな支障が出るほど深刻だ。サラリーマンにも多い
という、ある日突然襲って来るこの病とは-。
「脳の神経系の不調によるもので、貧血との関連などがいわれていますが、原因ははっき
りしていません。人口の3%程度が発症していると推定されています」と、杏林大学医学部精
神神経科の古賀良彦教授。
病名のとおり、脚がムズムズしてジッとしていられなくなる。歩き回ったり、脚をバタバタさせ
たり、はいずり回ったり。しかも、初期段階では、その症状は夜間に現れる。
「患者さん本人は眠れなくなり、睡眠不足に陥り体力的にも非常に辛い。さらに奥さんなど
隣で寝ているパートナーも、目が覚めてしまうし、なんとかしたいと思っても、どうにもならな
いのです」とかなりタチが悪い。
さらに悪化すると、昼間にも症状が現れるようになるという。会議や商談中に、ムズムズし
てたまらなくなり、立ち上がってウロウロしたり…と仕事にも悪影響を及ぼすことに。
残念ながら、このむずむず脚症候群の治療薬はない。今のところは抗パーキンソン薬が
代用され、ある程度症状の改善に役立っているが、根治には至っていない。現在、数種類の
薬の治験が行われており、将来に期待がかかる。
「むずむず脚症候群の薬は、近視の方がメガネをかけるのと同じようなもの」(古賀教授)
いずれにしても、症状が出たならば早めに食い止めることが肝心。な~んか脚がムズム
ズするなと感じたら、早めに専門医を受診することが大切だ。
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