08/05/23 23:36:16.36 9leI9CPs0 BE:212666742-PLT(12100) ポイント特典
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【Re:社会部】親切だろうけど耳障り
2008.5.23 23:11
神奈川県平塚市の県営団地で昭和49年、「ピアノ殺人」と呼ばれる事件が発生しました。
階下のピアノの音にいらだちを募らせた男が、女児2人と母親の3人を刺殺し、近隣騒音殺人の第1号として世間の注目を集めた事件です。
騒音が原因で殺人事件に至るのは極端なケースですが、街の中はさまざまな形態の騒音であふれかえっています。その代表格に電車内のアナウンスがあります。
「本日もご利用ありがとうございます」「携帯電話のご使用は他のお客さまのご迷惑となりますのでお控えください」「お忘れ物のないようお降りください」…。
親切心からのアナウンスなのでしょうが、乗車中に断続的に聞かされては耳障りなだけで、こうしたアナウンスは“公共騒音”として批判の対象ともなっています。
電気通信大の中島義道教授(ドイツ哲学)はそんな騒音に我慢ならず、“製造元”に抗議して徹底議論した顛末(てんまつ)を「うるさい日本の私」(新潮文庫)に記しています。その中の一節-。
《「車内への危険物のもち込みはご遠慮ください」という放送を流すことは、「車内で人を殺すことはご遠慮ください」という放送を流すのに劣らず馬鹿げていると思うが…》
この本が世に出て10年以上が経過しますが、親切心からの耳障りな“公共騒音”はますます増えているように感じます。(創)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)