08/05/15 13:26:51.37 72Kd4wkk0 BE:1344714269-BRZ(11600) 株主優待
・中国の四川大地震から3日目となる14日午後、多数の死傷者が出た四川省綿竹市の
農村地区で住民たちが支援物資を積んだトラックを止め、荷台の物資を奪い合う事態が
発生した。
地震後、停電と断水が続き、食料が不足するなか、政府の支援が遅れていることに被災者の
不満が高まっている。
14日午後3時ごろ、幹線道路沿いに住民約100人が集まり、「災害支援」と書かれた横断幕を
つけたトラックを無理やり停車させ、荷台に積んであった飲料水を箱ごと奪った。
住民たちは、その後も車を止めては物資を奪おうとした。一部は支援のトラックが停車した
すきに荷台に入り、支援関係者から引きずり下ろされた。制止に入った公安車両の窓ガラスを
飲料水の容器でたたく住民もいた。住民の一人は「被災者なのに誰も助けてくれない。
(奪って)何が悪い」と怒りをあらわにした。
当局は、道路沿いに武装警官約30人を配置し警戒を始めた。
数キロ離れた別の地区では、この日初めて到着した支援物資に住民たちが殺到。
支援者の制止を振り切り、ゆで卵や飲料水などを奪った。
一方、都江堰(とこうえん)市から震源地のブン川(せん)県に向かう道路は各所で寸断され、
車両の通行は不可能な状態となっている。(ブンはサンズイに「文」)
都江堰市郊外では軍が「安全確保」を理由に二重の検問所を設け、一般車両の通行を
制限していた。記者(竹内)が、これを徒歩で抜け、3キロほど山道を登ると、高さ
約30メートルの土砂が、長さ100メートルにわたって道路をふさいでいた。
同県まで数十キロの区間に40~50か所の土砂崩れが起き、途中で車両数十台が立ち往生、
険しい山道のために車内の人々が取り残されているという。
妻を同県に残している都江堰の自営業、徐暁張さんは自家用車の検問通過は許されたが、
土砂のため停車していた。
道路復旧まで待つという徐さんは、「地震後、ブン川(せん)から誰か出てきたという話は
聞かない。電話が通じず、妻の安否はわからない」と途方に暮れていた。(一部略)
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