08/05/01 00:48:01.54 CVuSG2Jg0
僕は以前青年海外協力隊の一員としてケニアに行ったのですが、そこに冨樫先生がいました。
冨樫先生は現地で流行り病ポリオの根絶を目指し、ワクチンの投与率を少しでも高められるよう、
病院のスタッフ達と共に尽力されていました。ワクチン投与のキャンペーンの為、昼も夜も寝る間
を惜しんで村々を巡回されており大変お忙しい様子でした。しかもそのわずかな休憩ですら村の子供達に
生きる喜びを教える為、漫画を描いてみせて、絵のことを勉強させてあげていたようです。
僕は耐え切れず、冨樫先生に駆け寄りました。「休憩中までそんなことをしていたら先生の体が壊れてしまいます!」
すると冨樫先生はこう答えました。
「僕にとって絵を描くことが休憩であり、喜んでくれる子供達の笑顔を見ることこそ唯一の楽しみなんだ」
また、現地ではまともな紙や画材道具が調達出来ず、日本の読者の方には大変申し訳ないということもおっしゃっていました。