08/04/15 23:07:50.69 72q5Q1X/P BE:239669524-PLT(12072) ポイント特典
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チベット騒乱については、欧米の多くの国は、その罪は中国にある、中国が大きく
引き起こしたと考えている。中には、北京五輪を迎えるにあたって、物騒な人たちを
一気に逮捕するために中国がこの騒乱を引き起こしたのだという説も出てきている。
しかし、私はこの説には乗らない。中国にチベット騒乱によるメリットは何もないからだ。
中国としては、アジア開催が3回目となる北京五輪を何としても成功させたい。
このオリンピックの成功が胡錦濤政権の命運にも非常に大きく関わっている。
チベット騒乱は中国にとって何のメリットもなく、むしろデメリットばかり大きい。
それにしても、これほどまでに中国への反発が広がっているのはなぜなのか。
僕は、チベット騒乱という問題だけではなく、中国という国そのものが憎まれて
いるような気がしてならない。
では、なぜこれほどまで中国は憎まれ、嫌われるのか。チベット騒乱は確かに先進国に
とっては納得できない面がある。しかし、それが反北京五輪に結びつくのは唐突すぎる。
原因の1つは、ジェラシーではないかと思う。欧米の国々や日本も経済は低成長だ。
その中で、中国はこの10年間、年10パーセント前後の高度成長を続けている。
産業経済の拡大ぶりがすさまじい。
しかも中国は13億という膨大な人口を擁している。そういう中国の躍進、発展に対する
欧米諸国のジェラシー、あるいは、脅威、恐怖心があるのではないか。
北京五輪に対する反発が極めて強い中で、しかし、アメリカのブッシュ大統領も中国を
「責任あるステークホルダーだ」と言っている。ヨーロッパの国々も輸出輸入の関係が
増大している中国の経済力をもはや無視できない状況だ。
しかも、同じように経済発展を続けているインドやブラジルと違って、中国はこの10年間で
軍事費を2桁増強している。人口が非常に多く、軍事費も拡大、経済的にも大発展している
中国に対しては、ジェラシーと同時に、恐怖心もあるのかもしれない。
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