08/04/12 23:40:59.85 dd369Xz70 BE:536424375-PLT(12020) ポイント特典
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十二日午後四時半ごろ、西宮市山口町の賃貸マンション（三階建て）で、二階に住む男性会社員(２６)が
浴室で死亡しているのが見つかった。西宮署などによると、浴室にはトイレ用洗剤六本（五百ミリリットル
入り四本、一リットル入り二本）と硫黄入り入浴剤（一リットル入り）四本の空き容器があり、これらを混ぜ
て硫化水素ガスを発生させ、自殺を図ったとみて調べている。
室内では人体に影響が出る一〇ｐｐｍを大幅に上回る五五ｐｐｍの硫化水素ガスを検出。マンションの住民
ら九人が頭痛やのどの痛みを訴えるなどして病院に運ばれ、診察と点滴を受けた。いずれも症状は軽いと
いい、うちゼロ歳の女児一人が経過入院した。
西宮署の調べでは、男性は一人暮らし。一週間近く連絡が取れず、心配した父親(６６)が同署員と部屋を訪
れ、異臭に気付いた。玄関は施錠され、浴室内には目張りがされており、遺体は死後数日たっていたという。
住民の男性は「四、五日前から硫黄のようなにおいがして何となく体がだるかった。ひとつ間違えれば自分た
ちも…と思うとぞっとした」とショックを受けていた。
洗剤などを混ぜる同様の手法の自殺はインターネットの自殺サイトで広まっているといい、各地で続発。兵庫
県内では三月二十四日に神戸市灘区のマンションで女性(２３)が硫化水素を発生させて死亡。同二十七日に
は同市北区の民家で男性(２７)が自殺を図り、救助しようとした父親(６４)も九日後に死亡した。