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アルファ線
アルファ線は原子核がアルファ崩壊を起こしたときに放出される放射線です。
アルファ崩壊では陽子が2、質量数が4減少して新しい原子をつくり安定になろうとする崩壊です。
そのときに外に放出されるものがアルファ線の正体で、中性子2個と陽子2個からできている
ヘリウムの原子核です。ほかの放射線よりもエネルギーと粒が大きいのでアルファ線は
近くのものに与えるエネルギーは大きいけれど、すぐにエネルギーを失ってしまい透過力が
弱く紙1枚で遮断できる放射線です。このため外からアルファ線を浴びても、
皮膚でさえぎられ人体への害はありません。しかしアルファ線を放出する物質が体内に
取り込まれると直接組織や臓器に影響を与え、臓器の1つの細胞などの小さい範囲に長く
アルファ線を放射するため大変危険です。アルファ線は強力な電離作用を持つため細胞を
構成する原子の電子をはじきだし、電子は細胞核やDNAを傷つけ、がんや遺伝的問題を引き起こします。
ラドンは天然に存在する唯一のアルファ線を放出する気体です。
すべてのウランやプルトニウム241以外のプルトニウムはアルファ線を放出します。
吸入されたプルトニウムが二酸化プルトニウムなら肺ガン、
硝酸プルトニウムなら肝臓ガンになることが多いといわれています。