08/04/06 03:48:15.28 FNkbpZ+s0
〔天台宗別格本山 書寫山圓教寺 大樹玄承氏 声明 1/2〕
今、わたしたち日本の仏教者の真価が問われています。
チベットでの中国の武力行動によって、宗教の自由が失われることに心から悲しみと、
やむにやまれぬ抗議を表明せずにはいられません。
私たちは、あくまでも宗教者、仏教者として、僧侶を始めとするチベット人の苦しみを、
もはや黙って見過ごすことができません。
チベット仏教の宗教的伝統を、チベット人の自由な意思で護るということが、大切な
基本です。
皆さんは、日本の全国のお坊さんがどうしているのか、とお思いでしょう。
日本の各宗派、教団は、日中国交回復のあと、中国各地でご縁のある寺院の復興に
力を注いできました。私も中国の寺院の復興にたずさわりました。
しかし、中国の寺院との交流は、全て、北京を通さずにはできません。
ほとんど自由は無かった。これからもそうだと、全国のほとんどの僧侶は知っています。
そして、日本の仏教教団がダライ・ラマ法王と交流することを、北京は不快に思うことも
よく知られています。
あくまでも、宗教の自由の問題こそ重大であると、私は考えています。
しかし、チベットの事件以来、3週間以上が過ぎてなお、日本の仏教界に目立った行動は
見られません。
中国仏教界が大切な友人であるなら、どうして何も言わない、しないで良いのでしょうか。
(続く)