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千葉市母娘のギョーザ、最大2万ppmのメタミドホス検出
特集 中国製ギョーザ問題
中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、千葉県警は31日、中毒を起こした千葉市の母娘が食べたギョーザが
入っていたパックの未調理品から、最大約2万ppmの極めて高濃度の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出
したと発表した。
同県市川市の一家が吐き出したギョーザの3580ppmを大きく上回り、ニラの残留基準値(0・3ppm)の
6万倍以上になる。県警は「残留農薬とは到底考えられず、製造から袋詰めの間に人為的に混入された可能性が高い」
としている。
鑑定では、未調理の3個の皮から1490~1万7680ppm、具から410~1万9290ppmを検出。
母娘が吐き出した調理済みギョーザでは、皮から1470ppm、具から1240ppmが検出された。
内閣府によると、体重50キロの人が一度に摂取しても健康を害さないとされる量は0・15ミリ・グラムで、
今回の濃度をギョーザ1個分に換算すると最大約260ミリ・グラムになる。
本山直樹・千葉大教授(農薬毒性学)の話「原液を直接かけないとあり得ない濃度。子供なら1個、大人でも
2個食べると死ぬ可能性がある」
(2008年3月31日23時03分 読売新聞)
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