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ディズニー初期原画を返還へ=「眠れる森の美女」など250点-千葉大
3月18日11時32分配信 時事通信
千葉大学(千葉市)は18日、同大工学部棟で発見された米ウォルト・ディズニー社の初期アニメ原画約250点を
同社に返還すると発表した。良好な状態での保管が難しい上、より幅広い活用が重要と判断した。
原画は、世界初の全編カラーでアカデミー賞を受賞した「花と木」(1932年全米公開)や、日本でも人気の高い「わんわん物語」(55年同)、
「眠れる森の美女」(59年同)などのセル画や背景画。60-61年に国内の百貨店などで展示後、寄贈を受けた国立近代美術館
(現東京国立近代美術館)が63年、アニメを研究していた同大の故源田秀三郎教授に譲ったらしい。
教材に活用しようとした同大側が2004年、ディズニー社に著作権について問い合わせて貴重な資料と判明。
保存状態が良く、06年7月から1年近くかけて全国5カ所で一般公開された。
返還後は米カリフォルニア州にある同社のアニメーション・リサーチライブラリーに収められるという。