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北京五輪の意外な死角発見、会場に洋式トイレがない!
総工費約10億元(約150億円)をかけた北京五輪の水泳会場、国家水泳センター
(愛称・水立方=ウオーターキューブ)が、1月31日に始まった競泳の北京五輪テスト
大会でオープンした。1万7000人収容の世界最大級のプールは、選手やコーチから
「水がきれい」「床暖房が暖かい」「高速プール」などと絶賛されているが、弱点はトイレ
となりそうだ。
日本で言う和式が多く、例えばトイレに六つの「個室」があるとすれば、洋式は二つで、
和式が四つも占める。和式を知らない欧米からの観客への配慮はほとんどないと言える。
実は、中国では和式が主流。鉄道の駅や中小都市の公衆トイレなどには、昔ながらの
扉すらない「個室」も存在する。だが、急速に発展する大都市の家庭では洋式が主流を
占めつつあるという。
上海出身の会場関係者も、「中国南部では洋式が多くなっている。和式が多いのは
北部だからでしょうか」 と戸惑いを隠さない。
トイレットペーパーの問題もある。一部の高級ホテルを除けば、水に溶けにくい紙を使っ
ていたり下水管が細かったりするため、使用済みの紙は便器脇のゴミ箱に捨てなければ
ならない。だが、この中国の常識を知らせる注意書きはトイレのどこにもない。指摘を受
けた会場関係者は、 「紙はゴミ箱へ、と張り出さなければいけませんね」 と反省する。
(以下はソースで)
URLリンク(www.asahi.com)