08/02/14 08:22:12.58 Yp4nY4Je0 BE:228989186-PLT(12295) ポイント特典 株優プチ(news)
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南大門炎上―韓国の悲しみを思う
かつて、こんな社説があった。
「祖先からうけついだよき遺産は、決して現代人の専有物ではない」
「国民も国会も政府も、文化国家としての自己の姿を、もう一度直視する必要があろう」
1950年7月3日、「国宝を焼く」と題した朝日新聞の社説である。
前日、京都の金閣寺が若い学僧の放火で全焼した。そののち、この事件を素材に三島由紀夫や水上勉が
小説を書くことになる。当時の日本人にとって、実に衝撃的な出来事だった。
こんなことを思い出したのはほかでもない。韓国の国宝第1号で、ソウルの正門として日本人観光客にもなじみの
深かった南大門が放火で全焼したからだ。
金閣寺と南大門はともに14世紀末にできた木造建築だ。幾多の戦乱を乗り越えて生き延びてきた点も似ている。
今回の炎上を目の当たりにしたソウル市民が「子孫に顔向けできない」と嘆く姿を見ると、とてもひとごととは思えない。
(略)
隣国の悲しみに思いを寄せ、歴史遺産の修復や保護に協力できれば、日韓の溝を埋めることにも役立つに違いない。
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